HTML:Webページの「骨格」
Webサイトやブログを始めたい方、Web制作の世界へようこそ! HTML(HyperText Markup Language)は、Webページを作るための最も基本的な言語です。このHTML入門記事で、Webページの「骨格」を作る方法をマスターしましょう。
1. HTMLとは?(役割と基本構造)
HTMLは、Webページに表示されるテキスト、画像、リンクなどの情報を構造化するための言語です。
例えるなら、**建物の「骨組み」**のようなもの。
HTMLがWebページの土台を作り、CSS(装飾)やJavaScript(動き)がその上に肉付けしていくイメージです。
🔹 HTMLの基本構造
すべてのHTMLファイルは、以下の基本形から始まります。
HTML
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>ここにページのタイトル</title>
</head>
<body>
<h1>ここにページのメインコンテンツ</h1>
<p>ここに段落のテキスト</p>
</body>
</html>
タグ | 役割 |
<!DOCTYPE html> | これはHTML5で書かれた文書であることを宣言します。 |
<html> | HTML文書のすべてを囲む最も大きなタグです。 |
<head> | ページの設定情報(タイトル、文字コードなど)を記述します。ブラウザには表示されません。 |
<body> | ページに表示されるすべての内容(テキスト、画像、リンクなど)を記述します。 |
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2. 要素とタグの基本ルール
HTMLは**「要素(Element)」の集まりで構成されています。要素は、「タグ(Tag)」**を使って記述します。
🔹 基本の記述形式
ほとんどの要素は、以下の形式で記述します。
<開始タグ>コンテンツ</終了タグ>
- 開始タグ:
<p>
- 終了タグ:
</p>
(スラッシュ/
が付きます) - コンテンツ:タグで囲まれた部分。
- 要素:開始タグ、コンテンツ、終了タグを合わせた全体。
例外:空要素 画像を表示する<img>
や改行の<br>
など、コンテンツを持たない要素(空要素)は、終了タグがありません。 例: <img src="image.jpg">
🔹 属性(Attribute)
タグに追加情報を与えるのが「属性」です。属性は開始タグの中に記述します。
<タグ名 属性名=”属性値”>コンテンツ</タグ名>
例: <a>
タグにリンク先という情報(href
属性)を与える
HTML
<a href="https://www.google.com/">Googleへ</a>
3. よく使う主要なタグ
Webページを作る上で、特によく使うタグを覚えましょう。
1. 見出しと段落
タグ | 役割 | 例 |
<h1> 〜<h6> | 見出し(h1が最も大きく、h6が最も小さい) | <h1>メインタイトル</h1> |
<p> | 段落(パラグラフ)を作成する | <p>文章をここに書きます。</p> |
<br> | 強制的な改行(空要素) | テキスト<br>次の行へ |
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2. 画像とリンク
タグ | 役割 | 属性例 |
<img> | 画像を表示する(空要素) | src (ファイルパス), alt (代替テキスト) |
<a> | 他のページへ移動するリンクを作成する | href (リンク先のURL) |
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記述例:
HTML
<img src="flower.jpg" alt="美しい花の画像">
<a href="https://www.google.com/">Googleで検索する</a>
3. リスト
情報を整理するのに便利なリストです。
<ul>
(Unordered List): 順序のないリスト(黒丸などの記号)<ol>
(Ordered List): 順序のあるリスト(数字など)<li>
(List Item): リストの各項目
記述例:
HTML
<ul>
<li>リンゴ</li>
<li>バナナ</li>
</ul>
4. 実際に書いてみよう!
テキストエディタ(メモ帳、VS Codeなど)で新しいファイルを開き、以下のコードを書いてみましょう。
- ファイル名を「
index.html
」として保存します。 - 保存したファイルをダブルクリックすると、ブラウザで表示されます。
HTML
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>私の初めてのWebページ</title>
</head>
<body>
<h1>HTML入門へようこそ!</h1>
<p>
これは私が初めて作成したWebページです。<br>
HTMLタグを使って、文章を構造化しています。
</p>
<h2>次にやること</h2>
<ul>
<li>CSSを学ぶ</li>
<li>JavaScriptを学ぶ</li>
<li>素敵なサイトを作る!</li>
</ul>
<p>
Web制作の学習は、<a href="https://www.w3schools.com/" target="_blank">w3schools</a>などのサイトが役立ちます。
</p>
</body>
</html>
まとめ
HTMLは、Webページ制作の出発点です。まずはこれらの基本タグを使って、Webページの**「骨格」を作ることに慣れていきましょう。次のステップは、見た目を整えるCSS**の学習です!
ポイント
タグとは、なんであろうか。
<>で囲まれたものである。
<a href=”https://www.oto.com“> otoサイトへ飛ぶ<a>
のように使う。
https://www.oto.com は指定アドレス
相対アドレスと絶対アドレス
- 相対アドレス
./fashion.html
のように使う - 絶対アドレス
https://www.oto.com
のように使う