Java開発環境の構築


💻 ステップ 1: JDK (Java Development Kit) のインストール

JDKはJavaのプログラムをコンパイル(機械語に変換)したり、実行したりするために必要なツールセットです。

1. JDKのダウンロード

  • Oracle Java Downloadsなどの公式サイトにアクセスし、最新の**LTS (Long Term Support)**版(例: Java 17や21など)を選択します。
  • ご自身のPCのOS(Windows/macOS)とチップ(x64 Installerなど)に合ったインストーラーをダウンロードします。

2. インストーラーの実行

  • ダウンロードしたインストーラーファイル(.exe.dmg)を実行します。
  • 画面の指示に従い、「次へ」「インストール」をクリックして進めます。基本的にインストール先などはデフォルト(標準設定)のままで問題ありません。

3. インストールの確認(上級者向け/推奨)

インストールが完了したら、正しく機能するかコマンドで確認できます。

  1. コマンドプロンプト(またはターミナル)を起動します。
  2. 以下のコマンドを入力して実行します。Bashjavac -version
  3. インストールしたJavaのバージョン情報が表示されれば成功です。

🖥️ ステップ 2: 統合開発環境 (IDE) のインストール

IDEは、コードの入力、コンパイル、実行、デバッグなど、開発に必要な機能が一つにまとまったソフトウェアです。Java開発ではEclipseまたはIntelliJ IDEAが人気です。

1. IDEの選択肢

IDE名特徴初心者向けのおすすめ
EclipseJava開発で最も普及している定番IDE。機能が豊富。Pleiades All in One版を使えば、JDKと日本語化が一度に完了し、最も簡単です。
IntelliJ IDEAJetBrains社製のモダンで高機能なIDE。Community Editionは無料。機能が洗練されており、特に新しい開発現場で人気が高いです。

2. Pleiades All in One のインストール(最推奨

Eclipseを日本語化し、必要なJDKもセットにしたパッケージを利用するのが最も手軽です。

  1. Pleiades All in One ダウンロードサイトにアクセスします。
  2. Full EditionJavaStandard Edition のダウンロードリンクを選択します。
  3. ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、その中のeclipseフォルダにある**eclipse.exe**を実行すればすぐに使用できます。

3. IDEの初回起動と設定

  • ワークスペースの指定: 初回起動時に、作成したJavaプログラムのファイルを保存する**ワークスペース(作業フォルダ)**の場所を指定します。これもデフォルトのままで構いません。
  • 動作確認: IDEのメニューから新しいJavaプロジェクトを作成し、先ほど作成した「Hello World」コードを入力して実行してみましょう。

これでJavaの開発を始める準備が整いました。