高性能なオフィスチェアと昇降式デスクを手に入れたら、次に整えるべきはモニターの位置です。モニターアームは、単にデスクを広くするだけでなく、目と首の健康を守り、集中力を高めるための最重要アイテムです。
ここでは、信頼性、安定性、操作性の3つの観点から厳選した、おすすめのモニターアームをご紹介します。
なぜモニターアームが必要なのか? 3つのメリット
- 首と目の疲労軽減: モニターを最適な視線(画面上端が目の高さか、やや下)に設定できます。特に昇降デスクを使用する場合、座る姿勢・立つ姿勢の両方で微調整が容易になり、ストレートネックや眼精疲労を防ぎます。
- デスクの広大化: モニター台や付属スタンドが不要になり、デスク上を広々と使えます。キーボードやノート、配線などを自由に配置でき、整理整頓が容易になります。
- マルチタスクの効率化: モニターを縦向き(ピボット)にしたり、手前に引き寄せて大画面で作業したり、ワンタッチで共有しやすい位置へ移動させたりと、作業内容に合わせた配置が可能です。
厳選!おすすめモニターアーム 3選
| おすすめモデル | 特徴 | 耐荷重(目安) | 保証期間 | 価格帯 |
| 1. Ergotron LX デスクマウントアーム | 信頼性の絶対王者。迷ったらこれ。 ガススプリングによる滑らかな操作と、驚異的な耐久性。 | 3.2kg〜11.3kg | 10年間 | 1.8万円〜2.2万円 |
| 2. Amazonベーシック モニターアーム | 高機能とコスパの両立。 エルゴトロンのOEM品でありながら安価。 | 0.9kg〜11.3kg | 1年間 | 1.3万円〜1.6万円 |
| 3. エルゴトロン HX デスクモニターアーム | 大画面・高重量モニター向け。 圧倒的な安定性でウルトラワイドにも対応。 | 9.1kg〜19.1kg | 10年間 | 4万円台〜 |
詳細比較とモデル選びのポイント
🥇 1. Ergotron LX デスクマウントアーム(定番中の定番)
エルゴトロンの「LX」は、モニターアームの代名詞とも言える存在です。その最大の特徴は、**「ガススプリング技術」による滑らかでストレスのない操作感と、「10年保証」**という圧倒的な信頼性です。
- 操作性: 軽い力で上下左右、前後、回転のすべてを動かせます。特に昇降デスクで姿勢を変える際、モニター位置の微調整が非常に楽です。
- デザイン: 細身で洗練されたデザインは、どんなデスク環境にも馴染みます。
- 用途: 34インチ程度までの一般的なモニターやデュアルモニター環境(オプションパーツが必要)に最適です。
🥈 2. Amazonベーシック モニターアーム(コスパ最強の選択肢)
「安くても品質に妥協したくない」という方におすすめなのが、Amazonベーシックのモデルです。これは、実はエルゴトロンの旧モデルをベースに作られたOEM品であるため、基本的な構造と操作性はLXとほぼ同等です。
- メリット: LXと比べて安価でありながら、同等の可動性と高い安定性を実現しています。
- デメリット: 保証期間は1年間と短めです。長期的な安心感を求めるならLXに軍配が上がります。
🥉 3. Ergotron HX デスクモニターアーム(大型モニターの切り札)
40インチ以上、または10kgを超えるウルトラワイドモニターを使用している場合、一般的なアームでは重さに耐えられず、アームが下がってきてしまうリスクがあります。
HXは、そのような重量級のモニター専用に設計されており、最大19.1kgまで対応します。
- 安定性: モニターが揺れにくく、高い位置でも抜群の安定性を維持します。
- 用途: 湾曲型(カーブド)や大型のウルトラワイドモニターを導入する方は、必ずこのHXを選ぶことを推奨します。
モニターアームを選ぶ際のチェックリスト
| チェック項目 | 説明 |
| ✅ 耐荷重 | モニターの重量(スタンド含まず)を確認し、必ずアームの耐荷重内に収まるモデルを選んでください。少し余裕を持たせるのが理想です。 |
| ✅ VESA規格 | モニター背面のネジ穴の間隔(75x75mmまたは100x100mm)が、アームの規格と一致しているか確認します。ほとんどのモニターは対応しています。 |
| ✅ デスクの厚さ | アームの固定方式(クランプ式が多い)が、お使いのデスク天板の厚さに対応しているか確認しましょう。 |
| ✅ 可動域 | どの程度モニターを手前に引き寄せたいか、あるいは奥に押し込みたいかを考慮し、製品仕様でアームの長さを確認しましょう。 |
モニターアームを導入すれば、視線が安定し、作業効率と快適さが劇的に向上します。まずはご自身のモニターの重さを確認し、最適な一脚を選んでみてください。

