初級編 第5章:DOM操作の基本(HTMLをJavaScriptで動かす)

DOM(ドキュメント・オブジェクト・モデル)とは、一言で言うと「Webページ(HTML)をJavaScriptから操作できるように変換したもの」です。

ブラウザはHTMLを読み込むとき、上のような「木構造(ツリー)」に変換します。JavaScriptを使えば、この木の中の枝(要素)を自由に取り出して、書き換えたり、色を変えたり、新しい要素を追加したりできます。

1. HTML要素を「捕まえる」

JavaScriptから特定のHTML要素を操作するには、まずその要素を「指定」する必要があります。一番よく使われるのが document.getElementById() です。

HTML

<h1 id="title">こんにちは!</h1>

JavaScript

// JavaScript
const titleElement = document.getElementById("title");

2. 内容を「書き換える」

捕まえた要素の中身を変えるには、textContent を使います。

JavaScript

titleElement.textContent = "JavaScriptで変身しました!";

3. 見た目を「変える」

要素のスタイルを変えるには、style プロパティを使います。CSSの書き方とほとんど同じですが、プロパティ名は少し変わります(例:font-sizefontSize と書く)。

JavaScript

titleElement.style.color = "blue";
titleElement.style.fontSize = "30px";

4. ユーザーの行動に「反応する」

DOM操作の真骨頂は、クリックなどの操作に合わせて動くことです。これを「イベントリスナー」と言います。

JavaScript

const button = document.getElementById("myButton");

// ボタンがクリックされたら実行する処理
button.addEventListener("click", function() {
    alert("ボタンが押されました!");
    titleElement.textContent = "ボタンが押されましたね!";
});

5. 初級編のまとめと振り返り

これまでの5章で、プログラミングの基礎と、Webサイトを動かすための基本的な武器を揃えました。

学んだこと
第1章JavaScriptの準備と実行方法
第2章変数とデータ型(情報の箱)
第3章条件分岐と繰り返し(論理の組み立て)
第4章関数(処理の部品化)
第5章DOM操作(Web画面への干渉)

おめでとうございます!これで初級編は修了です! 🎉

ここまでの知識があれば、簡単なクイズアプリや、クリックで動くWebサイトなど、すでに多くのものを作ることができます。

さて、ここからは「中級編」に突入します。中級編では、現場で使われるよりスマートでプロフェッショナルな書き方を学びます。